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一周忌

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親戚の千住のおばちゃんの一周忌でした。

過去ブログ 2014.10.5参照

写真は、昨年の四十九日の時に
おじちゃんとかがみんなに見て欲しいと
用意してくれていたアルバムから。
これ、とってもいい写真だと思う。
おじいちゃんもおばあちゃんも元気で、
約1名、場に浮いているヒゲ男はいるけど
みんな笑顔で幸せそうで。

家族って、色んな時期があると思うのだけど
この時期は家族(親戚)にとっての
とても良い時代だったのではないか、と。
私もこの頃は、もちろん、
人の死について考えた事もなかったし、
というか、おじいちゃんおばあちゃん含め、
みんな永遠に生きているもんだくらいに思ってました、
願望もこめて、ですが。

今日のお坊さんのお話はとても良かったです。
最近、もう一つのブログに
「見えないものを恐れる気持ち」
というタイトルで投稿したのですが
まさに、そんなお話でした。

今の世の中、目に見えるものだけが真実というか
それが全てのような感覚があるけれど、
目に見えない色んな感情、
人を愛する気持ち、その愛する人を失う悲しみ、
様々な気持ち、感情。
そしてまた、人間の生活において
“癒し”というのは必要なものではあるけれど
それはひとときの逃避であって
根本的な解決にはならない、と。
年をとったせいか、
ひとつひとつのお話がとても身に沁みました。

しかし、お坊さんは同時に、
科学も必要である、とおっしゃっていました。
確かにそうだと思う。
私も一時期、バイオ関係の職場で
お仕事をしていた事があるけれど、
一年中、どころか一生を捧げて
人々のより良い暮らしのために
色んな研究をしている方々を見たし、
そういう研究がどれだけ多くの人を救ったか、
そういう目に見えるものも本当に大切だと。

だから、東洋医学は良くて西洋医学はダメ、
とかその逆もだけど、
両方とも良い部分を見ればいいんじゃない?と思う。
どうして人は色んなものに関して、
あっちはいいけどこっちはダメ、とか
どちらかを否定した上での肯定に持って行きたがるんだろう、
優劣つけたがったり、比較したがるんだろう、と思う。
そもそも比べるものでもないんじゃないか、って。

そして今日のお坊さんのお話も
私の愛読書である“星の王子さま”にある
『本当に大切なものは目に見えない』
というのにも通じるし、
結局のところ、
東洋だ西洋だ仏教だなにだかにだ、
ともちろんそれぞれ抑えどころはあるにしても
本当に大切なもの、というのは全てに共通しているんじゃないか、
一種の祈りのようなもの、などと感じたのでした。

おばちゃんが天国に行ってしまって
早いようなそうでないような一年でしたが、
モリタヤさんのみんなも元気で
お店も『盛り上げて行こう!!』って活気があって。

もう自分もさすがにこの写真の頃のように、
ずっとみんな生きているって事はないんだ、
と体験も含めて思うようになったけれど
その分、悲しい事も辛い事も沢山あるけれど
生きている事に感謝をしなければ!
と普段は忘れがちなそんな感情を、
また今日みたいな日に思いおこさせてもらいました。
by konamanamama | 2015-09-13 21:12

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by konamanamama